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2014.09.07 (Sun)

三年想いよと、GRACEさん

『三年想いよ』について、前記事で
チョットした勘違いをしましたが、まあ
それだけこの曲が好きで、興味がある事だと、許してください。

涙色の空、3月8日の雲、PRAY、三年想いよ、と続く
鉄人作曲+ジュリー作詞アルバムのスタイルが定まった中で
(その前のPleasure Pleasure も入れてもいいかもしれませんが)
この『三年想いよ』が、わたし、一番好きな曲かもしれません。

作曲は、グレース。
前回の『Pray〜神の与え賜いし』に続くタイトル曲です。

鉄人バンドのメンバーの作る曲は、凄く個性がはっきりしてると思いませんか?
細かくは書きませんが、性格そのもの!が滲みでてると・・・

「性格」って・・・お前は鉄人の友達かよ!って突っ込みはなしでひとつ。

グレースは、メンバー唯一の女性でありながら、ドラムというハードなパート。
これがもしキーボードだったりしたら、ちょっと雰囲気違うんですかね。
バンドでよくあるのは、メンバー誰かの彼女っぽいポジション。
サザンの原由子とか、ウイングスのリンダとか。
でもグレースには「女だから」みたいな、余計なイメージがまとわりつかず
プレイヤーとしての個人がきちんと立ってますよね、あたりまえだけど。

三年グレースS

文字通りその(たくましい)腕一本で食べて来たプロミュージシャンであり、
頼りがいのある、男っぽくさばさばした人なのかと思えば、
凄く女性らしい繊細な面も、包容力も持ち合わせた人。
ジュリーも以前、「ジュリー三昧」のラジオで
「少年のよう」と形容していましたよね。

占いのお仕事もされていますので、その関係もあるのか
生きとし生けるもの、自然界の成り行きに敏感で素直です。
花が美しいとか、虫の姿、空の色の変化に気付く、などなど。
以前占いライブでごちゃごちゃ煩い事を言う客席の人に
やんわり、もっと前を向こうよ、みたいに言ってた時は、
素敵な人だなあと感じ入ったものです。

鉄人バンドに於けるグレースの魅力は、
もちろんそのダイナミック&繊細なドラムワークに加えて
女声でコーラスが出来る、というのもあります。
ジュリーの曲はなんか女声コーラスが多いし。
サムライなんて、彼女無しでは歌えないでしょ。

でも、グレースにはそういう、本職以外の部分で
無駄な「男と女」という関係の
ヤキモチをファンに抱かせる事がほとんどない!・・・と思うのは
私だけ?

それはもちろん彼女に女性としての魅力がないわけではなく!!

私はよく、ジュリー以外でもグレースのライブにも行きますが、
「越後とズンブゲール」「パンチの効いたブルース」では
自分の恋愛体験をモチーフにした、乙女バリバリの曲を披露してくれます。
私はつい、一緒になって涙ぐんじゃったりします(笑)
可愛いひとなんですよ〜すごく。

そんなグレースの作る曲はシンプルおおらか。
ジュリーの歌詞で、イメージは変わりますが
どれも母性みたいなものを感じます。
昨年の『PRAY』は聖歌のようだったし、
『まほろばの地球』は、ダイナミックで力強い。
『恨まないよ』は、切ない出だしなんですが
最後の落としどころでは、やっぱり安心感を感じます。

(鉄人さんのメロディは、みなさん基本安心感がありますよね。
約一名飛び抜けて不安定に浮遊する霊界メロディを書く人も居ますが、
その透明感も私は大好きです)

そして今年の『三年想いよ』。
これに,ジュリーの究極のシンプルな歌詞が、
本当に見事にあわさり、さらにライブでのパフォーマンスにより
最高の名曲に昇華されたと思います。

我が嫁、娘よ、父母、お祖母ちゃん、
孫たち、姪甥、伯母さん、お祖父ちゃん、
いもうと、おとうと、姉さん、先輩、

最後の「先輩」がいかにもジュリーらしいとおもうんですが、
ともかく、ひたすら愛おしい家族の名前を呼び続ける、
それだけなのに、何故こんなに涙が出るのでしょう。

この究極のシンプルな愛情表現。
それに、メリハリとこだわりの効いた鉄人バンドの演奏。
この一曲を観るためにために、ライブに日参していると言っても過言ではありません。

最初にCDで聴いたときは、穏やかな曲なのかとも思いましたが、
「ツライ」「ごめん」「あの日」の部分のジュリーの激しい慟哭。
新曲4曲中一番感情をむき出しにする曲となっていました。

そして、
問題のディレイなんですが、CDとライブでは
随分雰囲気が違います。
CDトラックの担当パートとライブでのそれは違う・・・と思います。
詳しくは過去記事もしくはうんちくおじさん(DYNAMITEさん)の
ブログへGO!
どちらにしろ、このディレイの音が、ジュリーの歌詞を、
ひたすら愛しい人を呼び連ねる歌詞を
ドラマチックに盛り上げている縁の下の柱です。

私は、昨日、カズさんとプリンスが、同じアルペジオを同時に弾いて
エフェクター効果で出す「こだま」のようなズレを
生で再現してるんじゃないかと、一瞬思ったんです。
でも、ちがったみたい・・・
プリンスはパワーコードをダウンピッキングで弾いてるし、
カズさんの音はちゃんとエフェクトをかけているそうです。

『いくつかの場面』の間奏で、二人が3度ハモらせながら
同じリードを弾くじゃないですか。
私,あそこがとっても、何より、好きなんです。
あんなイメージで、テッテケトコタカトコタカタカトコ…って、
合わせてたら、素敵じゃないですか?

と、ギターシロウトの妄想でした。
「んなことするかよっ!」て笑われるかな。ごめんなさい。

そして、もうひとつ大切なこと、
ジュリーのあのパフォーマンス、のことです。
ジュリーは、何で走っているのでしょう。

逃げているの?追いかけているの?
どこへ向かって?未来へ?過去へ?
苦しいの?淋しいの?ツライの?怖いの?悔しいの?

ジュリーは、説明はしない。

ひとつだけはっきりしてるのは、私は
「人は駆け出すときは必死だ」という事だと思うんです。
ジュリーにいつも教えてもらうのは、必死になる事の尊さなんです。

ジュリーが駆ける中、カズさんのリードギターが鳴ります。
カズさんの姿は見えないけど、私が今回のライブで
一番好きなカズさんのリードギターのシーンです。
カズさんが歌ってる。カズさんが、ジュリーに寄り添ってる。
そして、ここの二回し目から
鉄人バンドの美しく高いコーラスがある事に気づいたのは、宮崎でした。
中でも一番上を歌うグレース嬢の声の美しさ。

泰輝さんのコーラスの美しさは今年初めから話題になっていますが
グレースの声もやっぱりいいです。
だいたいドラムを叩きながら、よくあんなに歌えると思う。
『我が窮状』では、カズさん直伝の耳押さえして歌うキュートな姿がみれます。

私,カズさんとグレースって、きっと仲いいと思うんですよね。
10数年前に初めてジュリーバンドに入って来たひとまわり下の妹。
きっとかわいがったんだろうな、って・・・もちろん今も。
グレースにとっては、大先輩だけど、気さくで優しいお兄ちゃん。
仕事には厳しいけど、どこか天然で可愛い小動物みたいなひと。

グレースは女性ならではの苦労もあると思うんですよね。
でもおくびにも出さず、逞しくツアーを廻る姿、憧れです。応援しています。


鉄人バンドが居て、みんな仲良くて、そしてジュリーの歌がある。
どうぞこの奇跡がいつまでも続きますように。

駆けるジュリーが暗闇に消えたあと、
聞こえてくるのは『F.A.P.P』のイントロ。
会場中が手拍子をはじめます。

えっ?みんな、前はそんなんしてなかたじゃん、と、
最初からこの曲で屈託なく手拍子していたカズラーは思います。
みなさん、3月8日の雲ツアーでは、その歌詞の意味する複雑さ故か
手拍子する人が少なかったんですよね。
(今年のお正月でも)

でも、必死で駆けてたジュリーを見たあと、自然に、誰に言われたでもなく
揃って、手拍子でこの曲を聞く私達なのでした。
不思議よね。


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